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日本一母胎に近い場所
2008年12月22日

先日、年末進行の合間を縫って、天河神社に行ってきました!

天河神社は映画『天河伝説殺人事件』の舞台になった場所なので、それでご存知の方もいらっしゃるかもしれません(だいぶ昔の話なので、それではわからないっていう人も多いかな~)。

日本三大弁才天のひとつに数えられており、弁才天が大好きな私としては(無神論者だけど←この矛盾についてはこの話の後半をご参照下さい)、いつか必ず行ってみたいところだったんですが、何しろ場所が奈良の山奥なんです。奈良ってだけでまず関東の私にはハードルが高いし、さらに山奥だなんてもう、車持ってないヤツは来るなって話なんじゃないかとww まさに泣きっ面に蜂。

この天河神社、芸術関係者の参拝数が多いことでもひそかに有名です。特にミュージシャンが多いらしいのですが、エリア内にいると、インスピレーションがポコポコ湧いてくるんだそうです。

で、そういった類の話を不思議に思ったある学者が、天河神社について調べてみたところ、エリア内の気圧が、母胎内で胎児にかかるそれとほぼ同一だったそうです。へぇー。ほぉー。

長いので畳んでおきます。興味のある人は読んでみてね。↓
そんな天河神社ですが、関西在住のM男くんが車を出してくれることになり、やっと念願叶ってお参りしてきました! ありがとう! ありがとう!
天河神社はそのアクセスの不便さもあって、「(祭神である)弁才天からお声が掛からないと行く機会に恵まれない」と言われているのですが、ついに私にもお声が掛かったわけですね。ィヤッホィ。

さて、いざ足を踏み入れてみると…空気が澄んでいる以外は別にフツーじゃん…? と思いきや、本殿に近づくにつれ、怖い要素なんて何ひとつとしてないのに、何だか怖くなってきました。
空気が異様に柔らかくなるというか、トロっとしてくるんですね。まるで「ねるねるねるね」みたいに(何この喩え…←昔あったお菓子です)。これが「母胎内と同じ気圧」なのでしょうか。

それゆえに気持ちもいいし、何とはなしに眠気も誘われるんですが、でも体が本能的に眠くなるのを拒否している感じなんですよ。何て言うんだろう、「寝たら死ぬぞ」みたいな気持ちと、「気持ちいいからここで死んじゃっても、まぁいいかなぁ」という気持ちが対立するというか。
本当にすごい神社とかお寺って、「このままここで死んじゃっても、まぁいいかなぁ」とチラっと思わせる何かがあると思うんですが、ここにはあった!

それで思ったんですが、ここは母胎は母胎でも、生まれ来た母胎ではなく、地母神(グレートマザー)的な、還っていく先にある(と人間が思っている)母胎なのではないかと。つまりプチ臨死体験です。

例えば晩年のモーツァルトの楽曲のように、極限まで美しいものがその極端さゆえに、人間の極限状態である死をも連想させることがあるというのなら、逆に、死の匂いが美へとつながることもまたあるのかもしれません。芸術家にインスピレーションが湧いてくるというのは、ここで死の匂いを覚えたことによって、世界の中のいろんな事象から死の匂いを敏感に感じ取ることができるようになって、それを作品に落としこめるようになるということなのかなと。

ちなみに一緒に行ったM男くんは、普段は開帳されていないここの本尊である弁才天の像を見たことがあるそうなんですが、それは、間違いなく美しいことは美しいのだけど、優しいだとか包容力があるという感じではなく、どこか不気味で得体の知れない像だったそうです。
そう言えば高尾山の穴弁天の弁才天もおっかないなぁ。
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早川舞

Author:早川舞
 女王様と編集者の二足のわらじを経て、SM・フェティッシュ分野を得意とするライターに。

 共著『可笑しなヘンタイ図鑑』(宝島社)、『Girl’s Side Book』『Girl’s Side Dictionary』(池田書店)、オタクが腐女子に、さらに女王様になるまでを描いた自伝『女王様はオタクだった 腐った遺伝子』(大洋図書・電子書籍)等の著作がある他、北尾トロ氏責任編集『季刊レポ』(ランブリン)にてSMの歴史や女装をテーマにした記事を寄稿。SM専門誌・ウェブサイトでも活動。

 メンバー全員女王様ロックバンド「SEXLESS」なんてのもやってたり。


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