トップ  >  スポンサー広告  >  スポンサーサイト  >  問はず語り  >  SMにS○NYタイマーを!2

スポンサーサイト
--年--月--日

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

これなんだっけー | トップページへ戻る | SMにS○NYタイマーを!1

このページのトップに戻る

SMにS○NYタイマーを!2
2008年12月01日

ところが得てして、このお互いを惹きつけ合う媚薬となる力量差というのは、時間が経つにつれ、どんどん少なくなっていく。
なぜかというと、お互いのことがある程度「わかってしまう」からだ。彼女が遅くなるのがムカつくけど、付き合っているうちにその理由がわかってきたら、まぁいいかと思えてきた(いいかと思えなかった場合は、それ以前に別れるという選択肢を選んだりもするわけですが)という心境に達してしまった場合、そこにはもはや以前のような力量差は存在しない。それを「認めざるを得ない」、という、表に出る行為は同じだけど、それはもはや理不尽な力量差によるものではない。

※ちなみに「理不尽な力量差」のことを「ミステリアス」などと言うこともできるとは思うが、うーん、でもやっぱり何だか微妙に違う気がする。だからこの話は「それって結局、相手のミステリアスな部分に惹かれるってことでしょ」というオチにはなりません。すいません。

英語のquestという単語は「尋ねる」という意味だが、語源を辿ると「征服する」「支配する」という意味に行き着くのだそうだ。かつては相手に何か尋ね、それにより相手のことを理解するということは、支配者だけに許された行為で、被支配者が支配者のことを「「理解する」ことは許されず、何もわからないまま、押しつけられたものを受け入れるしかなかった。らしい。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」なんて言葉もあるし、確かに「理解すること」と「支配すること」は、非常に近い位置にある感覚だと(もちろん決して単純にイコールで繋がりはしないけれど)、現代、日常生活を送っていても思うことは多い。だよね?

相手と長い時間一緒にいることによって、もしくは密度の濃い時間を過ごすことによって、お互いがお互いを理解≒支配してしまったら、あの日ボクタチの前できらめいていた力量差は、はかなく消え去っていってしまうのだ。
たぶん人は、誰が気づくこともなく行われるその風葬を以てして、「恋が愛に変わったのだ」と言う。

だったら、最初から力量差を楽しむのが目的で関係が形成されているSMはどうなるの、という意見もあると思いますが、それはつまり「水戸黄門」になるわけですよ。あらすじ自体はわからないから、確かに毎回見ていてそれなりにちゃんとハラハラドキドキするんだけど、そのドキドキは「今回は黄門様がいきなり悪代官側に寝返っちゃうかもしれない。それを止める角さんと黄門様の心理戦やいかに!? こんな新感覚な水戸黄門見たことない! 先が読めなくてドキドキ!」というようなドキドキじゃないんですよ(喩えが長くてすいません)。
水戸黄門のドキドキは、絶!対!に! 黄門様はどんなときでも悪代官と戦うのだという前提でのドキドキなんですよ。もうおわかりだと思いますが、このドキドキ=ある程度以上の密度の付き合いを重ねたSMパートナー同士における力量差(正確に言うと、2人が力量差として扱っているもの)のことです。

つぅか書いてて気付きましたけど、これってめっちゃ理想的じゃないですか! 人にもよるけど、SM愛好者でこのラインを目指している人は結構いると思うし、かく言う私にとっても理想だ。ひょっとしてSMの人たちがよく言う信頼関係って、これのことを言うんじゃないのか!?

ただ、あの夏の日の一瞬のような、もしくは、獣と獣が牙を剥き出し合ってお互いの隙を突こうとするような、肉々しい匂いはしませんよね。その肉々しい匂いというのは、きっと人が恋と呼ぶもののことなのですが。
私は肉を超えた世界のものをいろいろ見てきたつもりでいたけれど、ふと気がつくと、まだ肉を食らいたいと考えている自分がいたりして、きっとこれこそを業と言うのだと思う。

………………………いや、単純にまだまだ青いだけです。また調子に乗って大袈裟なこと言った。すいません。ドラクエ3で言うとまだアリアハンも出られていない感じ。

好き勝手書いていたら全然S○NYタイマーの話に繋がらなかったので、さらに次回に続く。
スポンサーサイト

これなんだっけー | トップページへ戻る | SMにS○NYタイマーを!1

このページのトップに戻る

コメント

このページのトップに戻る

名前
題名
メールアドレス
WEBサイト
 
コメント
パスワード
  管理者にだけ表示を許可する

このページのトップに戻る

トラックバック

このページのトップに戻る

profile

早川舞

Author:早川舞
 女王様と編集者の二足のわらじを経て、SM・フェティッシュ分野を得意とするライターに。

 共著『可笑しなヘンタイ図鑑』(宝島社)、『Girl’s Side Book』『Girl’s Side Dictionary』(池田書店)、オタクが腐女子に、さらに女王様になるまでを描いた自伝『女王様はオタクだった 腐った遺伝子』(大洋図書・電子書籍)等の著作がある他、北尾トロ氏責任編集『季刊レポ』(ランブリン)にてSMの歴史や女装をテーマにした記事を寄稿。SM専門誌・ウェブサイトでも活動。

 メンバー全員女王様ロックバンド「SEXLESS」なんてのもやってたり。


ご意見・ご感想・お問い合わせ・お仕事のご依頼・誤記のご指摘などは jamrock.dec◆gmail.com(◆→@)にお送り下さい。

最近の記事

カテゴリー

ブログ内検索

月別アーカイブ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。