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ひねくれ者の行き着く先
2008年11月23日

SMバーでの仕事の最中、たまにあることで「あれっ」と思うことがありました。

他の人からすれば、そのどこに引っ掛かりを感じる要素があるのかわからないとは思うのですが、私はお客さんに「俺ってSだと思う? Mだと思う?」と聞かれるたびに、何となく煮え切らないものを感じていました。いや、悪いってことじゃないんですけど。

個人的にはそれはもう100パーセント自己申告制でいいっていうか、そうであってほしい。たとえ本来は気が弱くて、誰かに何か反論されたらすぐ小さくなっちゃうようなチキンちゃんでも、自分はSだと思うことで心の安寧が図れればそれはもうSに違いないんです(極端な例その1)。会うたびに御主人様が変わっていて、「そこ、打たないでってこの間言いませんでしたっけ?」と公衆の面前で「ご主人様」の鞭にダメ出しする女子が、自分はMだと思うことで何か救いを得られるのなら、それはもうMに違いないんです(極端な例その2)。
自分で決めろ。がんばれ。二者択一で残りひとつまで絞れたら、あとは助け船出しますから。

社会の荒波を生き抜く立派な大の大人が、そのポジションが居心地がいいと思って行き着いた場所なのだったら、もうそれはそれでいいのではないかと。本人がそれでいいと思ってるならいいじゃん(まぁ、そこで本人が負うべき責任をきちんと負っているのなら、だけど。←そうじゃなかったらコキ降ろされてもしょうがないよ!)。

とか思って書いていたら、ふと、こういう飲み会話を真に受けている自分がいちばん痛いと思った。出血かなり多量ですねわかります。

まぁ話をムリヤリ戻しますが、私は、そもそもSはMから派生した何かの一種類でしかないと思っているから、こういう話自体が無意味って気もしなくもない(それを言っちゃあ!)。染色体が元々はすべてXYで、突然変異によってXXが生まれる「こともある」のと同じように、人間というのはもともとはMなんだと思う。なぜなら人間は弱くて、わりとすぐ死ぬからだ。運命に立ち向かってやる! とかがんばってみることもあるけど、それでもわりとすぐ死ぬ。だから何かに依存できたらすっごく楽だし、もうだめだっていう気持ちに浸ってしまうほうがいっそ気持ちいいだろうし、多分本来的にはMじゃなきゃやってられない。
Sっていうのは、そういう弱い人間(と書いてイレモノと読んで!)してのMがどれだけひねくれたか、そのひねくれ度合いのひとつの単位としての存在のような気がする。

この仮定を正しいものとして話を進めますけど、「どれだけ」ひねくれたか……「どれだけ」=「how」ってことは、つまり「何か」とか「どっちか」とかじゃなくて、何種類か(段階的なものが)あるっていうことで、そう考えるとSとMとの二種類しかないっていうのがそもそもおかしい。この、むりやり二元論に当てはめないといけないところが話を逆にややこしくしている諸悪の根源になっているのではなかろうか。最近はS度○パーセント、M度○パーセントっていう言い方をよくするけど、根本的な解決策にはなっていないだろう。←別に根本的に解決する必要もないけど。

例えば、「自己顕示欲の強い人はMである」という説。一理あるけど、あくまでも一理だろう。自己顕示欲の強い人が全員Mかっていうと、そんなことはないと思う。自己顕示欲が「どんなふうに」=「how」が発露されているかを、まずは検証してみないといけないのではないだろうか。

私は、whatかwhichかの話にはちょっと食傷気味で、今はもっとhowのところを突き詰めていきたい。個人的には、SとMの間にある10段階ぐらいの何かを表す言葉がそれぞれあったらいいと思う。思うから、ときどき勝手に作る。
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早川舞

Author:早川舞
 女王様と編集者の二足のわらじを経て、SM・フェティッシュ分野を得意とするライターに。別名義で環境、健康関係、和の文化や歴史についての記事や、ゲームシナリオ、ノベライズなども執筆する。ていうかわりと何でも書く。

 共著『可笑しなヘンタイ図鑑』(宝島社)、『Girl’s Side Book』『Girl’s Side Dictionary』(池田書店)、オタクが腐女子に、さらに女王様になるまでを描いた自伝『女王様はオタクだった 腐った遺伝子』(大洋図書・電子書籍)等の著作がある他、北尾トロ氏責任編集『季刊レポ』(ランブリン)にてSMの歴史や女装をテーマにした記事を寄稿。SM専門誌・ウェブサイトでも活動。

 メンバー全員女王様ロックバンド「SEXLESS」なんてのもやってたり。


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