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非実在青少年規制ですと!
2010年03月14日

「非実在青少年規制」という、非常にバカげた法案が採択されようとしているらしい。
これは、簡単に説明すると、アニメやマンガといった「非実在」のキャラクターも、18歳以下あるいは18歳以下であると認識される場合(実際には30歳だったとしても)は、エロいことさせちゃいけませんよ、という法律。エロいことというのは、パンチラレベルでももう範疇に入れられます。

こういう「トンデモ法案」が世を賑わせるたびに思うんですが、何でこう物事を大雑把にしか考えられないのだろうか。こんなクソ法案、どう考えても「臭いものには蓋」でしかなく、うっかり蓋が開いちゃったり、お釜そのものに穴が空いたりしたときには、目も当てられない惨状が待ち受けていることは想像に難くない。
もちろん、海外で高く評価されている漫画・アニメ・ゲームといった表現の芽を根絶やし、とまではいかなくても、内容のレベルを引き下げて、日本という国の魅力のひとつを叩き潰すことは間違いないだろう(※)。このジャンルでまで中国や韓国に負けちゃったらアンタ、マジでこれからどうすんの…あいつら今すごいよ…

※これは「子供が脱いでなければ優れた作品ではない」という意味ではなく(←こういうふうにしか受け取れない人がいるから、今回みたいなバカげた案が出てくるんだろうなぁ)、このようなワケのわからん規制を起点に、製作側の自由な表現活動全般が阻害されるという意味。漫画家の古屋兎丸さんのTwitterでの発言「綺麗事だけでは表現できないこともたくさんある。性表現だって必要だから描いているんだ」に端的に表れているかと。

現状、徹底すべきなのはむしろゾーニングやフィルタリングのほうだと思うのですが、まーそっちのほうが面倒臭いですもんね。お金もかかりますもんね。要するに面倒くさいことはやりたくないってことなのかしら。
育児給付金もそうだけど、中途半端な額をバラまくぐらいだったら、保育所増やして、お母さんたちに自由に働いてもらったほうが、よっぽど景気回復につながるのでは…(これは某M男さんの意見ですが)。
結局目先のことを「とりあえず」潰していったほうが楽なんですよね。そのうちに「携帯電話でもエロ画像が見られるから携帯電話は廃止にすべき」とか言い出しそうですね。時代の必要性とか、まったく考えてないですもんね。携帯電話を持てない国・日本はすぐそこだ!

白か黒かの二元論でしか物事を判断できないバカっていうのはどこの世界にもいて、SMの世界でも、例えばだけど相手が「Mです」といった瞬間にいきなり鞭を振るいだすバカな女王様とかご主人様というのが存在する。SもMもそうだけど、そのアルファベットの中にどれだけ緻密な分岐が展開されているのか(フェチだとか、緊縛マニアだとか)、そしてそれがどんな必要に応じて枝分かれしたのか、まったく想像できない人って、いるんだ。
逆に言うと、いい女王様やご主人さま、あるいはいいM男さんやM女さんも結局はそうだけど、そういうことに対して想像力を駆使できる人ということになる。
想像力を駆使するのも、そこから導き出された答えにいちいち対応するのも楽じゃないことだけど、そうしないとやっぱり成り立たないんですよ。それをしない、もしくはできない人は、どんどん淘汰されてやがて消えていく。

私は、SMは、やっている行為は特殊かもしれないけれど、そこに発生する関係性自体は実社会の雛形のようなものだと感じているので、上記したことがSMにだけ特有なものだとは思わない。
日本人の繊細さって、自由な表現文化の中で生まれた、(もしこの法案が可決されたら)「黒」とされるものの中に、「でも、白に近い部分もあるよね」ということに気が付けるところにも、由来していると思う。SにもMにも様々な種類があり、それがさらに分岐を繰り返すことを、さしたるストレスもなく捉えられ対応できるのは日本人ぐらいのもんだと思うし、それは二元論のみで物事を考えないところから自然に鍛えられた「美徳」である。
海外の女王様とか、縄師さんとか、やることがわりと大雑把ですもん。

そんなわけで「非実在青少年規制」がもしも可決されたら、きっと日本人からいろんなものを奪っていくのだろうなぁと危惧している次第です。

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まとめサイト
http://mitb.bufsiz.jp/

「非実在青少年規制」緊急反対集会が都庁で開催されます
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-8993.html

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メルフォとコメントのお返事を追記に畳んでおきますので、お心当たりのある方はどうぞ!
F様>
壇ノ浦ものは泣けますよね。いや、泣けるっていうのとも違って、あっち側に引きずられるような感じになります。
平家ものに代表されるような悲壮で、生死の境目がだんだん消えていくような演目も好きですが「殺生石」や「雷電」などといった五番目もの特有の、人とオバケの世界の境界線が薄らいでいく雰囲気もまた好きです。能はあらゆることの境界線が曖昧なんでしょうね。

匿名様>
わざわざありがとうございます!
さっそく訂正しました!

E様>
申し訳ございませんが、それはカウンセリングでは対応できないですね…
お力になれず残念です…
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コメント

弱者保護であるべきはずが

非実在青少年規制の根本的にアホなところは法律の目的が国民統制の見地から行われていることです。日本人はこういった見地が至極あたりまえとしか捉えられない国民ですが、市民革命を経験した国の国民でしたら個人の自由を国家権力から侵害されたと受け取り拒絶反応を示すでしょう。
昨今の自治体の条例(特に東京都において)は、弱者保護の見地からなされるべき条例が秩序維持目的にすり替え荒れる例が多く、上記の法律もその最たるものです。
要は児童ポルノや児童売春はそれを強要されまた誘惑される可能性のある弱者たる児童の「保護」を目的とした条例でなくてはならないのです。
淫行条例のアホなところは18歳未満同士でも犯罪であるというところです。自由恋愛に対するお上からの統制です。
結局行き着く先は、戦前戦後の状態に戻るってことです。この時代はポルノ販売なんぞしたら逮捕でしたが、貧困で子供が赤線に売られるのは黙認の時代でした。弱者保護の対象足るべき法律が国民統制、(言葉を和らげて)秩序維持に使われた場合の行き着く先です。
ですから携帯電話やネットは禁止にはなりませんが、二次元ポルノ規制目的の見地からフィルタリングが合法的にかけられるでしょう。そしてこのフィルタリングはポルノ以外のところまで検閲検索されることになりますから、要は日本のネットは中国のようになると思われます。

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早川舞

Author:早川舞
 女王様と編集者の二足のわらじを経て、SM・フェティッシュ分野を得意とするライターに。別名義で環境、健康関係、和の文化や歴史についての記事や、ゲームシナリオ、ノベライズなども執筆する。ていうかわりと何でも書く。

 共著『可笑しなヘンタイ図鑑』(宝島社)、『Girl’s Side Book』『Girl’s Side Dictionary』(池田書店)、オタクが腐女子に、さらに女王様になるまでを描いた自伝『女王様はオタクだった 腐った遺伝子』(大洋図書・電子書籍)等の著作がある他、北尾トロ氏責任編集『季刊レポ』(ランブリン)にてSMの歴史や女装をテーマにした記事を寄稿。SM専門誌・ウェブサイトでも活動。

 メンバー全員女王様ロックバンド「SEXLESS」なんてのもやってたり。


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