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「嫌い」と言われたい
2009年08月24日

ずいぶん前の話ですが、林真理子と市川海老蔵の対談を読んだとき、林真理子が「海老蔵さんみたいな美形が何かを『嫌い』と言うのを聞くとゾクゾクする」というのを見て、これがM心理というものかと思った。

嫌いという感情は、好きという感情よりよっぽど生々しいですよね。そして、好きという感情はいろいろ種類があるけれど、嫌いという感情は大体どれもこれも似通っているから、すごくシビアというかもう逃げられない的なものを感じる。生存本能に直結してるっぽいですしね。「嫌い」の類義語には「気持ち悪い」なんかもありますね。「憎い」はちょっと「好き」も入っている場合があるから微妙。

私は全身の血が沸き肉が踊るような生々しさを感じるのが好きなので、セッションでは「気持ち悪い」というぶ厚い鉄の斧のような言葉を、よくM男に打ち込んでいました。あ、でも言い過ぎると言葉がゲシュタルト崩壊よろしく単なる音の集まりになってしまって、意味を失ってしまうので、ここぞという時を選びましたけど(どっちやねん)
「嫌い」とか「気持ち悪い」と口にすると自分が今生きているという感じがするし、相手と、ドクドク血が流れる人と人! として向かい合っているという気になる。
まぁでも、「嫌い」とはなかなか言わないですけどね。セッションで会っただけのお客さんをいきなり嫌いになれることなんてそうそうないですからね(ちょっとあんたそんな正直な)。でもそうやって考えると、「嫌い」はすごく貴重だしさらに生々しいよね。

エビゾウが「嫌い」と言うとドキドキするという林真理子のM心理は、あらゆる感情を拒否しているかのごとく完璧な整い方をしたエビゾウの、「生」の部分に思いもかけず触れちゃった、きゃあ☆ ということなんだと思う。エロいですね。エビゾウの生。エビゾウの生。エビゾウの生。←自分で言ってちょっと気に入ったので3回も言っちゃいました。エビゾウが林さんに「嫌い」なんて言ったら、林さんはイっちゃってたかもしれませんね。
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早川舞

Author:早川舞
 女王様と編集者の二足のわらじを経て、SM・フェティッシュ分野を得意とするライターに。

 共著『可笑しなヘンタイ図鑑』(宝島社)、『Girl’s Side Book』『Girl’s Side Dictionary』(池田書店)、オタクが腐女子に、さらに女王様になるまでを描いた自伝『女王様はオタクだった 腐った遺伝子』(大洋図書・電子書籍)等の著作がある他、北尾トロ氏責任編集『季刊レポ』(ランブリン)にてSMの歴史や女装をテーマにした記事を寄稿。SM専門誌・ウェブサイトでも活動。

 メンバー全員女王様ロックバンド「SEXLESS」なんてのもやってたり。


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